親子の心、ワクワクした事自体に意味がある

こんにちは、保育士の杉浦しずくです。

秋なのに暑い日が続きますね。

ご家族みなさん。

体調管理が大変でしょうが、お元気でお過ごしくださいね。


先日、親戚・家族でブルーベリー狩りに行った時のこと。

お母さんと3歳の男の子、ベビーカーに乗っている
1歳半くらいの弟君の3人家族がいました。


泣き声が聞こえ、泣いていたのは3歳のお兄ちゃんでした。

その日は、外にいるとジリジリと肌が痛くなるほどの、とても暑い日。


お兄ちゃんが「抱っこ」「歩けない」と言っているのが聞こえます。


ブルベリーは、50分食べ放題なので、
お母さんは、男の子に沢山食べさせてあげたいと思ってきたのでしょうが、
お兄ちゃんは食べないで泣きながらお母さんの傍から離れずに泣いていました。


「ほら食べよう」

「美味しいよ」

「頑張って」となだめていたお母さんも我慢の限界になり、


「何しにここに来たのよ!帰るよ!」

「食べないならあっち行って」


男の子を離そうとします。

男の子の泣き声ももっと激しくなってきました。

男の子の気持ちも分かるけれど、お母さんの辛い気持ちもわかる。

お母さんの気持ちを考えると、とても切なくなりました。


私にもこんな経験があります。

次女が、まだ小さくて、家でゆっくり寝かせてあげたい時期のこと。

長女は、家は嫌で、お家よりも外。


「じゃあ、お出かけしようか」

「やったあ!!」


行くための準備に30分~1時間。

「次女のおむつに、着替えに・・お腹すいたときは・・・」と考えて
鞄いっぱいに詰め込んで、いよいよ外出!


長女がようやく楽しんで遊べる!

と思ったら、遊ばないで「つまんない」「抱っこして」になり。


そばから離れずに私の体を引っ張ったり押したりしていたので、
おんぶして寝ていた次女が目を覚まし不機嫌になり、長女はずっとグズグズ。

次女はお腹すいて背中から「プップッ(おっぱい催促)」と大泣き。


「こうなるんだったら、家でゆっくり次女を寝かせてあげればよかった」

と、長女と手をつないで荷物を引きづるように歩く足がとても重く、
情けない気持ちになった事があります。


こんな日は、

「怒ってしまった。こんな思いをするなら来なければよかった」

「何のためにここまで来たのだろう」

気分転換に子どもを喜ばせてあげたかった気持ちが裏切られたように

お母さんも複雑な思いで、気持ちもすっきりしませんが、
私は思うのです。


出かけようと決めた時は、子どもがとても嬉しそうに喜んだ。

「何を着て行こうかな」って一緒にワクワクして考えた。


子どもが「これも持って行きたい」とお出かけに持って行きたいものを選んだ。

準備を終えて、「さあ出発だ!」と楽しいことを考えながら出た。

「着いたね」って喜び合った。


お母さんも、

「さあ、どこに連れて行ってあげようか」

「楽しませてあげたい」

子どものことを思って色々考えて、頑張って。

結果的に、泣いたり、怒ったり、ぐずぐずになったり、

親も子もブルーな気持ちになってしまったとしても、

そこに至るまでのなかで沢山プラスの感情の動きがあります。


子どもは、先にある楽しいことを考えて
ワクワクドキドキしたりする気持ち、プラスの感情の動きが、とても大切なのです。


こんな風に、子どもに楽しいことを考えてあげられる
ワクワク・ドキドキの感情を持たせてあげられるのもお母さんだからです。


全然、気を落とすことはない。

堂々と胸を張って、今日、頑張った一日に拍手してほしいです。

話は戻って、ブルーベリー園にいた親子。


ブルーベリーは少しお休みして、
屋根つきの場所で冷たいお茶を飲んで一休み。


そしたら、男の子はまた元気が復活したようで、

「よーし沢山食べるぞー。」

「バケツいっぱいに入れて、お父さんにお土産にする!」と

元気な声が聞こえてきました。


お母さんの

「いっぱい採って帰ろうねー。」の声も。


きっと男の子は、お家に帰ってから、

「あーあ。今日は抱っこしてもらいたかったのにお母さんに怒られちゃった」

なんて思わずに、


「ブルーベリーいっぱいとったんだよー。食べてね」

と、お父さんにブルーベリーを嬉しそうに見せるのではないかなと思いました。


ブルーベリー、私も舌が紫になるほど沢山食べて大満足でした。


一緒に行った甥っ子は、

「いっぱい食べてお茶を飲んだからさ、車でおしっこ出たくなっちゃうかもねー」

と笑っていましたが、

大人は「えっ?!」

焦る気持ちを隠せませんでした(笑)

 


私、杉浦から読むだけで12万人の子どもがオムツ卒業した無料のメール講座をお送りしています。

下記のフォームにお名前(苗字のみ)とメールアドレスを入れて
「登録」ボタンを押すと、すぐ1通目の無料講座を読むことができます。(24時間、いつでも登録できます)





「なるほど」「参考になった」という、あなたへ

「いいね!」やシェア、コメントお願いします。

あわせて読みたい~人気・おすすめ記事