オムツ外れの仕組みと前提条件、紙オムツの弊害
こんにちは、保育士の杉浦です。
この記事では、オムツ外れの仕組みと前提条件をお伝えします。
第一には、身体のこと。
オムツがはずれるには、「脳と膀胱」それを結ぶ「神経の発達」が
ポイントになってきます。まず、
1.脳でおしっこをしたい感覚(尿意)がわかること
2.おしっこをためられる膀胱になること
3.膀胱と脳の間の伝達機能(脊髄神経)が働くようになること
この3つがそろってきてはじめて、おしっこが出るときには分かったり、
出る前に分かってきたり、我慢できるようになってくるのですね。
そして、あまり言われていないことですが、この3つの身体機能に加えて、
子どもがオムツの不快さ、おしっこの濡れたイヤな感覚を認識することで
子どもの意識に不快さから開放されたい、という気持ちが芽生え、オムツはずれが進むのです。
つまり、
1.大脳(おしっこしたい感覚、する感覚)の発達
2.膀胱(おしっこをためられる容量)の発達
3.脊髄神経(脳と膀胱の間の伝達機能)の発達
この3つに加えて・・・
4.不快さの認識
これが大切だと考えています。
なぜなら、不快だと認識できなければ、不快→快適に状況を変えたいとは、あえて思わないからです。
今は、便利な「紙オムツ」が主流になっていますよね。
そして、紙オムツは昔より、かなり進化しています。
「子どもが より快適に・・・不快にならない」方向へと。
ということは・・・?
そうなのです。
オムツで排泄することの不快さを認識できないことにより、
快適なオムツをやめる必要はない、結果、オムツ外れが遅くなる子どもが増えているのです。
たしかに紙オムツは便利ですし、親は楽ですよね。
そして、子どもも濡れた感じにならないから さほど不快になりません。
けれどなかなかオムツは外れません。
子どもが濡れた感じにならず、不快にならないと今度は、別の問題が出てきます。
子どもが不快にならないことで、
「もったいないからもうちょっと大丈夫・・・」
と、オムツ交換がされなくなってしまうこともあるのです。
オムツに親が甘えてしまっている状態です。
これは子どもにとってあまりよくありません。なぜならこれを繰り返すと・・・
子どもは、オムツでオシッコやウンチすることに慣れてしまうのです。
外でもらして部屋を濡らし、親に怒られたりするうくらいならオムツが安心とオムツに精神的に依存するようになってしまうことさえ多くあります。
オムツは進化しているといっても不快さはあります。
でも、その「小さな不快さ」にまで慣れてしまうと「不快」を不快と思わなくなります。 結果としてオムツがはずれにくい大きな原因になるのです。
とはいえ、紙オムツが便利なのは確かです。
私自身、娘の生後、紙オムツ派だったのですから紙オムツを全面否定はしません。
便利ですし、とても良い面もあります。
しかし紙オムツだから・・・と親が紙オムツに甘えてしまってはいけないのです。
ぜひ、お子さんの小さな不快を見逃さず、「気持ち良い」に切り替えてあげてくださいね。
杉浦しずく
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