トイレトレーニングの後戻り、急にトイレ嫌!になったときには

こんにちは、おむつはずし専門保育士の杉浦しずくです。

「暖かくなったのでトイレトレーニングを集中してやっています」というメールを頂く事が多くなりました。

暖かくなると汗をかきますので排泄の間隔も空く傾向となりとてもいい時期と思います。

しかし、今までよりトイレトレーニングに集中することで、「順調だったトイレトレーニングが、突然、トイレを嫌がるようになり困っています」というメールをいただく事もあります。


もし、お子さんが急にトイレに行かなくなってしまったとしたら、どう対応すればいいのか?ヒントになれば思います。

急にトイレを嫌がるようになったとき

今まで順調だっただけにトイレに行くことを急に拒むようになってしまったら?

順調だっただけにとても心配ですよね。

でも、すぐに「後戻りかしら?」と心配なさらないでください。

2歳前後の子どもは、ちょっとした気持ちの変化や環境の変化、体調、疲れなどから、「トイレ行かない」「でない!」「嫌!」になってしまうことがよくあります。

遊びに夢中になって気持ちがトイレに行かなかったりすることも多いものです。

また、3~4歳児でも「出ない行かない」「やっぱりでちゃった」ということもときに見られることもあります。

緊張感や不安が大きくなって嫌がることも

子どもがトイレの意味もちゃんとわかっていて、しっかりとした意欲を持っていたとしても、いざトイレに入るとなると緊張感や不安が大きくなってしまうこともあるのです。

大人の感覚ではわからないようなトイレに対する怖い気持ちを急に抱いてしまうこともあります。

トイレの穴に落ちそうで怖い、暗くて狭くてなんか嫌、水の出る機械の音が怖い、などの気持ちが出てきたり、今までガマンしながら頑張っていた気持ちが噴出したり、怖い気持ちに負けそうになっているのかもしれません。

もし、お子さんがトイレを嫌がりトイレに入らなかったとしても、「なんで入らないの?」のように聞くのではなくトイレの前まで来た事をまずは認めてあげてみてください(^_^)

「○○ちゃん(お子さんのお名前)も来たね。お母さんと一緒にきたね。」のように、お子さんが嬉しい気持ちになれるよう話かけされてみてくださいね。

お母さんの嬉しい気持ちや楽しい気持ち、リラックスした気持ちは、お子さんの緊張感も和らげてくれます。

今まで順調だったのですからお子さんも必ず今までのペースに戻ってくれますので「後戻りかな?」とは心配されないでくださいね。

トイレトレーニング中は完璧を目指さない

トイレトレーニング中はとくに完璧を目指さず、「こんなこともある。またそのうちトイレでの気持ちを持ってくれる」とお母さん自身の肩の力を抜くことが案外大切です。

「なんでできないんだろう」「はやくできるようになって」と思われる気持ちはわかります。

でも今は、「いいよ。たまにはお休みしたいときもあるよね。」くらいの気持ちでいることがお子さんの心のプレッシャーを軽くしてくれると思います。

不思議なことにお母さんの焦りや緊張、りきんだ気持ちがふと抜けたとき、つられるようにお子さんの緊張感も抜けて、お子さんが本来のちからを発揮しやすくなることが多いです。

リラックスしているとき楽しい言葉かけを

できるときでいいので、お子さんがリラックスしているときや、お子さんが遊びに熱中していないタイミングを見計らってお風呂前、寝る前や、またお出かけ前などで

「おしっこじゃーのとこ行ってから、あったかいお風呂に入ろうね。」

「おしっこじゃーのとこ行ってから、ふわふわのおふとん入ろうね。」などなど、

楽しい気持ちになれるよう話しかけ、誘ってみてくたさいね。

トイレトレーニングは、今だけを見ていると焦ったり、迷ってしまう事もあるでしょう。

しかし、今までのお子さんの成長を感じ、これからの成長を信じてあげましょう。

お子さんの成長を親子で一緒に喜び合える日が必ずきます!

その日を楽しみにお子さんを見守ってあげてくださいね。

トイレトレーニングのヒントになってくれたのなら幸いです。


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