トイレトレーニングで視野を広げる大切さ

保育士の杉浦です。

先日、知り合いの方が、庭で作業中に強い頭痛と吐き気で寝込み、

病院での診断が「熱中症」だったそうです。

今は元気になり、安心しました。

高温多湿の今の時期は、気をつけてくださいね。

夢中になり思いやることに欠けてしまう怖さ


まず最初に子どもの命を守る親の責任で、

とても大切な事をお話したいと思います。


今日、車を運転していて、左折をしようとしたとき、

横断歩道に信号待ちをしている3歳くらいの男の子とお父さんがいました。

私がゆっくり左に曲がる時に

お父さんが、曲がる私の車を見て、

とっさに、傍にいる子どもの前に手を出したのです。


「子どもが飛び出るかもしれない。」

「もしかしたら運転を誤って、ぶつかるかもしれない。」


お父さんは色々推測して、子どもを守ったのだと思います。


このお父さんのとった一瞬の行動に、とても感激しました。


このようなお父さんの行動は、当たり前のように思うかもしれませんが、

全体を見渡さなければ、このように推測もできません。

しっかりお父さんは周りの状況を見て、判断できる状態にあったのです。

最近、携帯でできるゲームに夢中になっている大人の姿をよく見かけます。

もし子どもが一緒にいる時に、

周りの大人がゲームに夢中になっていたとしたら。


ゲームをしていると、視界がかなり狭まります。

ゲームに夢中になっているので、周りの状況を把握することは難しいです。

子どもへの目配り、気配りも難しいです。

人間は何かに夢中になっている時に、他の事に神経を使えません。

思いやるということも欠けてしまうのです。


人は、1つのことに夢中、集中している時に、

他のことにしっかり意識を向けることができるほど器用ではありません。


ゲームは、マイナスのことばかりではなく、

日頃の緊張感を和らげてくれたり、発散できることなのかもしれません。

しかし、目の前の子どものこと、

子どもの命を大切にしてほしいと願います。


起こってからでは遅いのです。


「あの時、ゲームに夢中になっていなければ。」

「時間が戻って欲しい。」


こんな辛い思いをしないでほしい。

後悔しないでほしい。


街中どこでも行えるゲームが広がっているのを目にしながら、

こんな思いを強く強く思い、今回のメールに書かせていただきました。

紙パンツ大好きIちゃん

ここからは、トイレトレーニングの事。

「紙パンツ大好きIちゃんのお話です。」

Iちゃんは、お母さんがトイレトレーニングを考え始めたとき、3歳でした。

その時のIちゃんは、

「紙パンツ大好き」と、お店に行っても自分で選んで買って、

重い紙パンツを抱えて歩くほどでした。


トイレトレーニングが完了した周りのお友達は、

「紙パンツなんで恥ずかしい」と言っているけれど、

Iちゃんは恥ずかしがるどころか、自分で選ぶほど紙パンツが大好き。


お母さんも、これだけ紙パンツ大好きなIちゃんでしたので、

トイレトレーニングは、「どうやって始めたら良いのか」

「どのようにIちゃんにお話しするのがよいのか」と

とても悩まれていました。


Iちゃんのお母さんには、

「紙パンツを否定しないこと」

「視野を広げていくこと」をお話しました。


お母さんは、Iちゃんから

好きなパンツを選んでもらって、

パンツ入れには、

紙パンツの他にも布パンツも入れてもらいました。


紙パンツだけではなく、はくものは他にも沢山あると、選択を広げていき、

はくときも、Iちゃんに決めてもらうことにしました。


こうしている内に、Iちゃんは

「紙パンツ大好き」から「今日はこれをはいてみようかな」と、

布パンツを選ぶことも出てきました。


Iちゃんの場合はすぐに結果が見えるものではなく、

どっしり構えて進められたトイレトレーニングでしたが、

トイレトレーニングの終了は、

Iちゃんにとっても、そしてお母さんにとっても

晴れやかな紙パンツ卒業になりました。


時々、Iちゃんとお店に行ったとき、

「この紙パンツが好きだったんだよねー」と笑いながらお話しているそうです。


お二人にとって、紙パンツが小さい時の特別な思い出であり、

時々思い出しては懐かしく話すことがあるでしょう。

トイレトレーニングの進め方の正解は、1つではありません。


トイレトレーニングが長期になればなるほど、

お母さんも焦りや不安がおおきくなってしまいますが、

紙パンツだから自立が遅くなることはありません。

焦らずに不安にならずに、

どのように進めていくか、見極めていく。


お母さんにとってプレッシャーにも感じるトイレトレーニングですが、

子どもの成長が見れるトイレトレーニングですので、

楽しむ気持ちも忘れないでほしいです。


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