失敗したくない心理とトイレトレーニング
こんにちは、おむつはずし専門保育士の杉浦です。
先日、クローバーが群生している場所を見つけて、
かがみこんで「4つ葉探し」を始めたけれど、なかなか見つからない。
近くにいた小学生の女の子が、
「これあげる。私たくさん見つけたから。」と、
小さな4つ葉のクローバーを私の手の平に乗せてくれました。
とても幸せな気分になりました。
4つ葉の女の子。ありがとう!!
失敗したくないの心理とトイレトレーニング
今回は、「失敗したくないの心理とトイレトレーニング」という
お話をさせていただきます。
私たち大人は、失敗をしないようにと苦手な事を避けようとすると思います。
大人だけではなく、小さな子どもでも「失敗したくないよー。失敗するからしない」と、
自分の得意なこと・苦手なことが分かり、心の壁を作ってしまうことがあります。
「トイレ行かない」と、行く前から尻込みしてしまうことも、
失敗を恐れているということも1つあります。
失敗したくないから、することに抵抗を感じる。
この事は、子どもの成長の中での自然な姿なのですが、
こんな時、ちょっとした周りの人の様子で気持ちが大きくなって、
「少しくらい失敗してもいいんだ。」と挑戦心が湧いてくることがあります。
子どもが失敗を避けようとしている時こそ、
周りの大人が、堂々とうまくいかずにあたふたしている姿、
失敗する姿を見せちゃうのも良し!なのです。
子どもは失敗する姿を見て学ぶこともある
保育園での話。
私は、子どもたちに「うっかり先生だなー」「おっちょこちょい先生だなー」と
言われることが度々。
給食前の片付けの後に給食の準備、お昼寝の布団出し、
給食の配膳と、給食前後は時間との戦いです。
布団を持ったまますべってひっくり返ったり、
いざ、お味噌汁を盛ろうと思うとして、お玉を忘れて、
「先生ー!お玉ないよー」と教えてもらうまで、気づかなかったり。
この時間帯は、私も必死でした。
そんな必死な私の姿を、子どもたちは見てくれていたのでしょうね。
ある時、給食前の片付けが終わり、給食準備のためにあたふた机を拭いていると、
女の子5人が、にこにこ笑いながら近くで立っていました。
誰が言うか目を見合わせながら、
「先生、お昼寝の布団のとこ行って来ていいよ。ここ拭くね」と言うので、
「ありがとうね。行って来ます!」と敬礼して、布団敷きのところに行きました。
行ってみると、なんと何十枚も敷く予定の布団が全部きれいに敷いてあるではありませんか!
「先生、お布団あってびっくりしたでしょ。給食準備すぐできるでしょ。」とにっこり。
女の子の中には、
掛け布団がきれいに敷けないとしくしく泣いていたМちゃんもいたのです。
「ありがとうね。先生嬉しい。」涙が出てしまうほど嬉しかったです。
私自身も子どもの頃の事を思い出しました。
運動会前日で、どんよりした気持ちで、明日は雨にならないかな、
なんて思っていたときです。
いつも完璧に感じていた母親が、洗米した米を床一面にこぼしてしまったんです。
びっくりよりも、おもわず笑ってしまいました。
「あららー」と一緒にこぼれたお米を拾いながら、
「失敗しないはずのお母さんが失敗した」って、驚きよりも、ほっと心の緊張がやわらいで
不思議と「よし頑張るぞ!」って気持ちが湧いてきたのです。
大人だって、失敗する事もあるし、できなくたってできるように頑張っている。
そんな一生懸命な大人の姿、失敗する姿だって子どもの前で見せることで、
子どもの頑張ろう気持ち、思いやりの気持ち、プラスの気持ちが芽生えることがあるんです。
子どもの心の緊張がほっと解けることもあるんです。
できないからしたくない、という心の壁が低くなるとき
失敗を許せる心、失敗なんて怖くない。
上手に出来なくたって頑張る。
できないからしたくないという心の壁が、無理なく自然に低くなります。
すると一歩前進できる勇気も湧いてきます。
トイレトレーニングも、お母さんが、
「もれちゃうよー。大変大変」と慌てながらトイレに駆け込む姿を見せたり、
「トイレットペーパー持ってくるの忘れちゃった。取ってー」て、
お母さんの慌てうっかりさんの面を見せて、
一緒に笑うこともいいかもしれないですよ。
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